今回は、なんの脈絡もなくSSです。
 はやりんと、すこやんがインハイからの友達設定。

 愛宕家・はやりんについてでいただいたコメントに着想を得て、数日かけてコツコツ書いてました。
 ネタ提供、ありがとうございます。

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 東京のとある閑静な住宅街に近い駅、そこで彼女は待ちぼうけをしていた。
 腕時計を見るとすでに夜の8時を回っており、予定ではもう迎えが来ているはずの時間だが、その時間に来たのは「ゴメン、ちょっと待って」という短いメールだけだった。
 彼女の名は小鍛治健夜。プロ雀士である。かつて世界2位にもランクしたことのある実力者で国内最強の呼び声の高い存在だ。
 そんな彼女を待ちぼうけさせる相手とは、果たして。
「ごめんね、お待たせ☆」
 と、声がかかる。
 健夜が目を向けると、そこにいたのは彼女と同年代の女。にこやかな笑顔を浮かべつつも、走ってきたのか少し息があがり、額に汗が見える。
 彼女は瑞原はやり。同じくプロ雀士である。そして、同時にアイドルとしても活動しており、牌のお姉さんとして有名でもある。
「余裕もった時間にしたつもりだったけど、仕事が押しちゃった。一緒の現場の新人のコがNG連発しちゃって☆」
「ううん、いいよ。そんなに待ってないから。メールもくれたしね」
 健夜は、言って首を振った。社交辞令ではなく、本当に気にした様子もない。以前にもっと長い時間待たされた経験を思い出しただけだ。そして、その相手の顔を思い出し、少し苦笑し、
「それより、私の前でその喋り方はやめようよ、はやりちゃん」
「あ、うん、お仕事モードから戻ってなかったよ☆ ちょっとまってね……」
 コホンと咳払い一つ。
「お仕事モードが板につきすぎちゃったかな。たまに戻るの忘れるんだよね」
「そんな無理しなくてもいいのに……」
 思わず漏らした健夜の言葉にすぐに反応する。
「無理じゃないよ。大好きな仕事だから」
「ん……ゴメン」
 謝る健夜にそれ以上は言わず、はやりはニッコリと微笑んだ。先ほどまでとは違う種類の笑顔だった。
「じゃあ、ウチに行こう。車は呼んであるから」
 そして、二人は駅ロータリーへと向かった。
「お疲れ様です、はやりさん」
「うん、お迎えありがとうね。佐藤さん。遅くなってごめんなさい」
「お仕事ですから仕方ありませんよ」
 待っていたのは一台のコンパクトカーと、それに乗る中年女性だった。
「小鍛治さんもお久しぶりです」
「こちらこそご無沙汰してます」
 彼女は、日頃仕事の忙しいはやりが雇っているお手伝いさんだった。週に数回はやりのマンションにやってきては、掃除洗濯、料理などしてくれ、時には、こうして駅への迎えをお願いすることもある。健夜もはやり宅に招かれた際に何度か面識があった。
「では、参りましょう」
 二人が乗り込んだ車は、静かに発車した。車の中では二人は無言だった。それほど長い時間もなく、車はマンションに到着した。いつもは、はやりも歩いている距離だが、客があることで車を用意したのだ。一旦、車から二人だけが降り、車はそのまま地下駐車場に向かった。
「今日は、佐藤さんにちょっと気合入れた料理もお願いしてあるから楽しみにしててよ」
「うん、久しぶりだもんね。楽しみにしてるよ」
 二人はエレベータで、はやりの部屋がある階まで移動した。
「お邪魔します」
「どうぞ~。健夜ちゃんならいつでもかんげーい」
 ちょっとふざけてはやりが言う。二人は笑いあった。
「相変わらず良い部屋だね。片付いてて綺麗だし、小物とかもまた新しいの増えてる。これとか、可愛い。センスいいなぁ」
「掃除してくれてるのは佐藤さんだけどね。小物については、なんたって現役アイドルの私が選んでるから」
 二人でいるにはやや広すぎるリビングに移動し、健夜は勧められるままゆったりしたソファに掛けた。柔らかい感触が心地良い。
「何か飲む? 食前酒とか行っちゃう?」
「えー、まだ良いよ」
「じゃあ、普通にお茶ねー。この前ネットで見つけた水出しのお茶なんだけど、スゴイ美味しいのがあるんだよね」
 はやりがキッチンに姿を消した間、健夜は部屋を見回した。前に来たときとそんなに変わった様子はない。
 普段の印象とは違い、落ち着いた雰囲気の小物が置かれた棚には、いくつかのトロフィーが並んでいた。健夜の家には、同じ大会の優勝者のものがあった。
「お待たせ」
 ソファの前にグラスが二つ置かれた。透明に近い、綺麗なグリーンだった。
「緑茶だったんだ? てっきり烏龍茶みたいなのかと思ってた」
「そそ。緑茶だけど、こうやって冷やしてグラスで飲むの。飲みやすいよ」
「へぇ……あ、確かに美味しいかも。緑茶にしてはそんなに渋みがないね」
「うん、そこが気に入っちゃって。佐藤さんは渋みがあるほうが好きって言うんだけどね」
 と、チャイムの呼び出し音がした。
「噂をすれば、かな?」
 はやりがインターホンに応答すると、やはり駐車を終えた佐藤だった。
「すぐにご飯だから、健夜ちゃんもダイニングに来て」
 佐藤が部屋に帰ってくると、元々下拵えが終わっていたため、夕食はすぐにでも始まった。
 季節の野菜の小鉢が最初に出され、椀物、焼き物、揚げ物など、順に温かいままに出された。途中、はやりが”秘蔵”と自慢した日本酒も提供され、二人は互いに酌みながら近況を語り、楽しい食事の時間はあっという間に終わった。
「では、今日は失礼します。次は明日のお昼にお邪魔します」
「うん、ありがとうね、佐藤さん」
「ごちそうさまでした」
 食事が終わると、佐藤はすぐに帰っていった。客があるときにはいつもそうだった。
「さて……じゃあ、もうちょっと飲みますか」
 佐藤は簡単なツマミも用意していた。二人でそれらとグラスをリビングに運び、そのまま二次会が始まった。

  ●

「健夜ちゃん、焼酎とかもいけたよね?」
「うん、お酒の種類は選ばないかな。なんでも平気」
「さっすがグランドマスター」
 少し酔ったらしく、笑いながらリビングを後にしたはやりは、焼酎の瓶を片手に戻ってきた。
「これ、私の地元の米焼酎なんだよねー。美味しいから是非健夜ちゃんにもって思って」
「すごーい、これ、高かったんじゃないの? さっきの日本酒もそうだけど、そんな次々開けちゃってもいいの?」
「いいのいいの、私と健夜ちゃんの仲じゃん」
 はやりは、そう言ってもう一度部屋を出た。そして、健夜が瓶のラベルに目を通している間に、アイスペールとミネラルウォーターを持ってきた。
「サービス悪いお店でごめんね。セルフでどうぞ」
「えー、ひどーい」
 笑ってから健夜は、自分のグラスに氷だけ入れ、ロックにして焼酎を飲んだ。はやりは水割りにしていた。
「おいし……スゴイ飲みやすい。全然焼酎の感じがしないね」
「だよねー。こういうのを造るのもプロの仕事だよね」
「長く続いた伝統の技術……ってやつなのかな」
「うん。……ホントに美味しい……」
 深く吐息のようにはやりがつぶやいて、二人の間に沈黙が降りた。
 やがて、先にはやりが沈黙を破った。
「私たち、もう10年以上経つよね」
「……最初に会ってから?」
「そう」
 懐かしむような穏やかな顔で目を閉じ、
「最初、インハイで健夜ちゃんに会った時さー」
「うん?」
「『うわ、よわそー』って思った」
「ええっ!? ひどい」
「だって、なんかオドオドしてて覇気みたいなの全然なかったし、試合中もずっと困ったような顔してるし……」
 言葉を溜めてから、一口煽り、
「それにホントにひどい目に合わされたのはその後の私じゃん!」
「う……」
「アレからもう守りの麻雀だけはうまくなっちゃった。後、逃げるような早上がりね」
「うう……」
「カードとかの紹介じゃあ、私の強みみたいに書いてるけど、ほんとは対健夜ちゃんのために編み出した逃げ戦法なんだよねー」
 返す言葉もない健夜をわざとらしいぐらいにジロリと見て、はやりはソファに身を預けた。
「でもね、これも今となっては感謝してるんだよ」
「え?」
「そのおかげで自分の道が見えた気がするから。防御と早上がりって、やってみたら思ってた以上に性に合ってるし」
「うん、そうかも……。はやりちゃん相手に和了するのは私も苦労するもん」
「結局私が負けるけど」
「うう……」
 はやりは身を起こして残りを煽り、また一杯水割りを用意した。ツマミのナッツをひとつかじる。
「ちょっと意地悪しただけ。そんな顔しないでよ」
「どこまで本気かわかんないんだもん」
「全部、本気だったとしても別にいいじゃん。健夜ちゃんは健夜ちゃんの麻雀を打っただけなんだから、文句言われる筋合いじゃないって」
「そうかも……しれないけど……」
 また少しの沈黙。はやりが大げさな溜息を付いた。
「やっぱ、気にしてんの? 後輩ちゃんが辞めちゃったこと」
「うん……」
 いつの間にか泣きそうな顔をしていた。
 しばらく、はやりが無言のままで待っていると、健夜はコップの残りを煽り、次の一杯を用意してから語りだした。 
「凄く……才能のある娘でね。私なんか慕って、ウチのチームに来てくれた。ホントはもっと大きいトコでも行けたのに」
「……」
 夕食の時には話題に上らなかった近況。でも、健夜にとって、これが最近の一番大きな出来事だった。
 自分を慕って同じチームに来てくれた後輩。
 可愛い後輩、大事な後輩。だが、健夜の強すぎる麻雀、勝ちすぎる麻雀は時に若い目を摘んでしまう。敵としてぶつかった場合はなおのことだが、味方として側で見ているからこそ、この道を諦めてしまう者もいる。
「もっと……優しくしてあげるつもりだったのに。色んなコトを教えてあげて、私より立派な……強い雀士にしていげるつもりだったのに……」
 ゆっくりと吐き出す後悔の言葉を黙って聞いていたはやりが不意に笑った。
「な、何がおかしいの!?」
「だってさー……」
 はやりは、座っていたソファから立ち、健夜の隣に座る。三人がゆったり座れるソファでわざと体を密着させた。
 健夜は逃げはしなかった。
「健夜ちゃんより強い人なんて想像できないし」
「そ、そんなこと……」
「あるよ、そんなこと。特に、そのくらいで辞めちゃう娘なら、なおさらそうなるなんて思えないなぁ」
 はやりが、健夜の右手を包むように両手に取った。
「私なんて、あれだけ健夜ちゃんに負けてもまだ頑張ってるよ。なのに、健夜ちゃんより強くなれるなんて思えない」
 右手を取る手に力がこもった。 
「日本最強のこの手はそんなに甘くないぞ。……ね?」
「……」
 健夜は、黙り込んではやりの手を握り返した。そう簡単に納得できることでもない、割り切れることでもない。
 それでも友人の気遣いに感謝して、その気持ちを伝えた。

  ●

「あーあ、でも、不謹慎だけど、私は健夜ちゃんが羨ましいな」
「え、な、なんで?」
「そんなに先輩思いで、繊細な後輩なんか、ウチにはいないもの。特に芸能界には」
 はやりはソファに身を投げるようにした。左手だけは健夜と握りあったまま。
「生意気でNGばっかり出すくせに口だけは達者なんだから」
「それってもしかして、今日遅れる原因だったコ?」
「そう! 休憩時間も周りに気を配ったりもしないでぼーっとしてるだけだしさー。なのに男連中ときたら、若いだけで甘々になるんだから。もーいやになっちゃう!」
 やはり、酔っているみたいだ。声がだんだん大きくなっていった。だが、このマンションならこれぐらいは平気だろう。
「でも、はやりちゃんにも若い頃はあったんだし、そんなこと言うのは良くないよ?」
「ええー、この流れで普通にお説教しちゃう? 健夜ちゃん優しくなーい」
 はやりが大袈裟にブーイングした。だが、変に生真面目な健夜の性格を知っているため、元々フォローなんて期待してなかったろう。すぐに大人しくなった。
 そして、少し考えてから。
「……久しぶりにタバコ吸いたくなっちゃった」
「もう辞めたんじゃないの?」
「普段は全然だよ。でも、やーな気分を変えちゃいたいときに良いんだよね~」
 そして、ソファを立ち、棚の引き出しの一つから缶のケースと、小物を一つ持ちだした。タバコ入れのケースと、パッと見はわからないがライターだった。そして、傍らのバッグから携帯用の灰皿を取り出す。
「久しぶりなのに、そんなの持ってるの?」
「これは昔貰った物なの。もう辞めちゃった同期にね。いくらなんでもこんな愛想ないプレゼントっておかしいと思わない?」
 はやりは、笑いながらひらひらしてみせた。
 だが、本当におかしいと思うなら、どうして今もカバンに持ち歩いているのか? 健夜はもちろん問いはしなかった。
「捨てられないものばっか増えて、困るよねぇ」
「うん……」
 独り言のようなはやりの言葉だったが、健夜は頷いて応えた。先日、件の後輩が残していった品を思い出していた。
 はやりは、一人、タバコを燻らせ、一息、二息ついてから、からかうように健夜に呼びかける。
「健夜ちゃんも吸ってみる?」
「え、いいよ、私は。健康第一だもん」
「確かにタバコは体には悪いけど、心に良いときだってあるよ」
「それって、吸う人の言い訳」
「ですよねー」
 はやりはあっさりと誘うのを諦め、そして、もう一息吸って、貰い物の口を開いた。
 その目がまた、健夜には懐かしむように優しく見えた。
「……ねぇ、やっぱり、一口だけ良い?」
「うん? ……どうぞ」
 健夜は、はやりからタバコを受け取ると、見よう見まねに人差し指と中指で支えて口元に運んだ。
「……! エホッ、ゴホゴホッ、ゴハッ」
 予想通りの健夜の反応に、はやりはケラケラ笑った。
 取り落とさないウチに、タバコを健夜から取り戻し、携帯灰皿に片付けた。
「ゴホ……わらう……なんて、ひどい……ゴホ」
 苦しそうに咳き込みながら、はやりを睨めつける。煙が滲みて涙が出てきた。
「ゴメンゴメン。健夜ちゃん、あんまり予想通りすぎるからついつい、ね」
「ううう……ゴホ」
 はやりは、携帯灰皿をしまい、いきなり健夜に抱きついた。
「いや、それにしても、タバコ似合わないねー、健夜ちゃん」
「きゃ……もう、酔っぱらい!」
「なんだか、可愛らしいなー。そういう意味じゃあんまり高校生のときと変わってない気がする。羨ましいし、妬ましいぞ」
「成長してないって言われてるみたいであんまり嬉しくないよ」
「そう解釈しちゃうかー、この捻くれ者めー」
「やだっ、くすぐらないでよ、もー」
 体をよじってはやりから逃れた。さらに追おうとするはやりの手とつかみ合うような形になった。
「むー、最近、例のアナウンサーとばっかり遊んで私のことはほったらかしなんだから、ちょっとぐらい触らせろー」
「べ、別にほったらかしってわけじゃ……っていうか、それで触らせろって全然話が合わないよ!」
 一進一退の攻防の最中、急にはやりが猫なで声を出した。
「ねぇねぇ、いいいじゃん、すこや~ん☆」
「ゾクッとした、今、かなりゾクッとしたよ!」
「えー、それは、さすがに酷いと思うなぁ」
「そんなことないよ、は・や・りん☆」
「うあああ、ゾクッとしたぁ!」
 そして、はやりは力を抜いて手を離した。またソファに体を投げ出し、しばらく笑った。健夜もつられるように笑った。

  ● 

「あー、なんか色々どうでもよくなって、元気になった! よし、じゃあ、いっちょラーメンでも食べますか!」
 はやりが、突然膝を叩いて、ソファから勢い良く立ち上がった。健夜は笑うのも忘れて驚いた。
「この時間からラーメン!?」
「うん。お酒の後は欲しくなるよね~。あ、インスタントの袋麺で我慢してね」
「そうじゃなくって……わかるでしょ? 私の言いたいこと……」
 神妙な顔をする健夜、それはすなわち、カロリーの話。若い頃には気にしたこともなかった夜食も、アラサーの身には予想以上に響く。特に今日などは手の込んだ夕食を頂いて、その上、酒にツマミにと明らかにカロリーオーバー。『お酒の後』だからこそ我慢しなきゃならないはず。
 同じく神妙な顔のはやりは、ゆっくりと二度頷き、
「うん分かってる……だから、二人で一袋。ね?」
「う……うーん」
 悩む。正直、食べたい気持ちがないではなかった。
「プラス、明日、午前中に私が通ってるジムに行こ? 運動してカロリーキャンセル」
「ジムって……ウェアなんか用意してないよ」
「私のジャージ貸してあげるよ。今日はパジャマ代わりに使ってよ。それでそのまま明日はジム!」
「うん……それじゃあ、その方向で」
 渋々……という体で健夜は頷いた。
「インスタントラーメンなんて、久しぶりー。たまに食べたくなって買っちゃうけど、帰ったら佐藤さんのご飯があるんだもん。さすがにそっち蹴ってまで食べたいわけでもないしね」
「私も久しぶりだなぁ。ウチは、お母さんがそういうの煩くって。プロでやってるんだから体調管理がどうのこうのって」
「いいお母さんじゃなーい」
「まぁ……感謝はしてるけど」
 二人はダイニングに移動した。
「せっかくおつまみまで用意してもらったのに、こんなの食べてたら佐藤さんに怒られちゃう」
 はやりがキッチンに立って、嬉しそうに言った。
 どうでもいいような小さなことだが、昔なじみの悪友と秘密を共有するような感覚が楽しくてしかたない。
「じゃあ、これ食べたら、シャワー浴びてもう寝ようね?」
「そうだね、思ったより時間過ぎちゃった」
「ジムに行ったらおっきなお風呂もあるから、今日はシャワーだけで我慢してね」
「ううん、全然大丈夫だよ」
「じゃあ……」
 目の前に置かれた小さめの器に二人で分け合ったインスタントラーメンが湯気を立てている。
 二人は並んで、箸を手に、
『いただきます』
 湯がいただけの味気ないラーメンを美味しそうに食べるのだった。

  ●

 次の日、二人は、頭痛と共に目を覚ました。
「……ジム行く?」
「無理……」
「だよね……」
「頭痛もだけど……」
「胃もたれがする……」
「そう。よく……わかったね」
「私たちの仲じゃん」
「ていうか、自分もそうなだけでしょ」
「よくわかったね……」
「私たちの仲じゃん……」
 そして、昼過ぎにやってきた佐藤に呆れ返られてしまう二人だった。

(終)